2018年9月13日木曜日

第500回記念 鵬雲斎大宗匠特別講演会

第500回茶道教養講座は、鵬雲斎大宗匠をお迎えして特別講演会を開催させていただきました。
また講演会に先立ちまして、500回の節目を記念する式典も執り行わせていただきました。
会場となったグランキューブ大阪イベントホールには720名の方々にお集まりいただき、大盛会のうちに終えることができました。

ご講演では、大宗匠のお話になる御心のこもった一言一言に、相手を想い、敬うことの大切さを教えていただきました。
茶道を通じて学ぶべき様々なことや、我々日本人がこれまで守り大事にして来たものは何なのか、大宗匠のご経験もご紹介くださりながら、優しい言葉と眼差しで私たちに多くのことを語りかけていただきました。

会場は時に笑いや涙に包まれ、とても充実した時間を多くの感動とともに会場全体で共有することができました。
ご講演が終わった後は舞台を降りられた大宗匠が皆さんお一人お一人にお声をかけながら会場を巡られて、大きな喝采は決して鳴り止むことがありませんでした。
私たちは500回というこの大きな節目を経験させていただき、茶道教養講座で学んだことをあらゆる機会で多くの人に伝えていく使命があること、そして茶道の発展、青年部の更なる成長に繋げていくことを改めて自覚する機会となりました。
この先迎える600回、700回に向けて、一講座ずつみなさまに充実した内容がお届けできるように、今後も精進して歩んでまいります。
今後とも裏千家淡交会大阪四青年部、そして茶道教養講座へのご理解とご参加をお待ち申し上げております。

大阪四青年部連合会
会長 長谷川幸則





2018年9月7日金曜日

第499回 萩井好齊先生「木目と木取り」

8月2日は指物師の萩井好齊先生にお越しいただきました。
スライドにて、普段使用されているお道具や作品になる前の木材をご説明
くださいました。
また切り方によって木目(柾目・板目)がどのように出るのかを図を描き
ながら解説くださいました。
柾目とも板目とも違う、稀に表れる独特な模様である「杢目」についても
多くの写真で様々な例をご紹介くださいました。
質疑応答の際には多くの皆様のご質問に丁寧にお答えくださいました。

萩井先生のユーモアを交えた楽しいご講義に皆さま熱心に聞き入って
おられました。