2017年5月13日土曜日

5月の講座を終えて by長谷川

長谷川会長からの投稿文、今月は気分を変えての随筆バージョンでございます♪

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住まい情報センターから少し離れたいつもの駐車場に着いたのは、夕方5時半過ぎだった。今日の講師は古曽部焼きの寒川先生。意外にも今回初めてのオファーで、早めに来られるのかなと思い巡らせながら、読みかけの本をクルマの中で読み始めた。
住まい情報センターの三階に上がったのは6:20分、今回謝辞をお願いした北野大阪南青年部部長はすでに会場に来ていた。初めての教養講座に少し緊張気味?興奮気味?
控え室で待っていると寒川先生が会場の準備を終えて戻って来られたので、挨拶をさせていただいた。
会場に来るまでに、ネットで古曽部焼き、高槻焼のキーワードをひらってきたため、にわかキーワードをフル活用し、お話を進めた。
緊張は直ぐにほぐれた。私たちのようなものにも丁寧に御指南いただき、終始笑顔で会話が弾んだ。会場に移動して、しばらくしてご講演がスタート。
ご講演はまさに教養講座の醍醐味そのものだった。寒川先生のエネルギーに圧倒され、高槻焼との出会い、関わりのご説明。実際に貴重な資料や高槻焼のお道具やお軸に至るまで惜しみなくご披露頂き、聴講者との無言のコミニュケーションが会場を包み、90分の講義があっという間に終了した。
最後に北野副会長からの謝辞。感動と興奮で、彼の言葉が詰まる。
永楽焼十一代目善五郎、永楽保全の話については、次回の予告編という形で終わった。
割れんばかりの拍手に見送られ、寒川先生の教養講座第一幕が終了した。探究心があり、古曽部焼以外のあらゆる焼き物にも大変お詳しい先生のお話は陶芸家でありながらも焼き物、著名な作家さんたちの歴史の伝承者という側面もご披露頂いた今日のお話は、また新たな教養講座の歴史の貴重な一ページとなりました。また、次、先生には早い段階で講座にお越しいただきたい。


大阪四青年部連合会   会長    長谷川幸則

第487回 寒川義崇先生「高槻焼について」

5月の茶道教養講座は古曽部焼の寒川義崇先生に、「高槻焼について」という演題でご講演いただきました。
大阪高槻市には古曽部焼とは別に「高槻焼」と呼ばれる御庭焼があり、それは永楽家11代の保全が家督を和全に譲った後に高槻藩主の招きを受けたもので、その窯跡等が発見された経緯を写真をもとに詳しくご解説くださいました。
また、先生の長年のご研究で明らかになった保全にまつわる様々な逸話を
聞かせていただきました。
舞台上には当時の大変貴重なお道具をたくさん展示してくださり、講演終了後に全員が間近にて拝見させていただきました。